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北五葉の家

シンプルな木組みを存分に生かした吹き抜け空間のある住まい
　◇外観
白壁と吉野杉板張りとのコントラストにランダムな開口部が表情を加えたファサード
カーポートを兼ねたポケットパークが道行く人たちへ憩いとやすらぎを・・・
北側外観。塀で住まいを閉じるのではなく、街のポケットパークとして、通学する子供たちや通行人にやすらぎを感じて欲しい・・・というほんの少しの心遣い。 建具はすべて木製。ランダムな窓がリズムを感じさせる。
南側外観。一階居間には大開口部を確保。また一階にも庇を取ることで建物を保護するとともに、日差しや雨よけとなる。 二階開口部は掃き出しとしベランダを設ける。布団を干したりするのにも便利。


　◇居間
プランニングは正方形を組み合わせた間取りとし、出来る限りコンパクトにまとめています
吹き抜け空間を中心に、家族の気配を感じながら、心からやすらぐことのできる空間に・・・
大開口の居間。奥は和室。 大きな吹き抜け空間の居間。右上の板張りのある開口は将来の増築に備えたもの。
和室から居間の見返し。 居間からの見上げ。吹き抜け空間に木組みがはしる。
吹き抜け空間のキャットウォークをみる。 小さく天井の低い玄関から居間に入ると大きな吹き抜けのある空間


　◇一階和室
居間に隣接した多目的空間
奥さまの趣味の部屋としても使用される4畳半の和室。将来、茶室として使えるように炉を切る工夫。 床板は地松。


　◇二階
木組みをあらわした開放的なプライベート空間
将来の増築を考慮
二階寝室からキャッツウォークをみる。 二階キャッツウォーク。
3畳の板の間付き和室。 手前は、家族全員の衣類を置いている板間。

　◇台所
格子越しの光がたっぷりさし込む、南側に面した居心地のよいキッチン
勝手口からはサービスヤードへ続く
料理好きの奥さまのために、気持ちよく作業出来るように設計。南側に面しているので、明るく非常に快適。竣工後、ご主人も台所に立つようになられたという。 格子窓からの風景がピクチャーウィンドウとなっている。




サービスヤードでご機嫌の銀河焄

　

◇住まいのシーン
玄関アプローチの石段（中国産御影石）。オム庭園・武部雄三氏の作庭。 南側の庭への降り口には枕木を敷く。 カーポートを兼ねたポケットパーク。
住まいのあちこちに”和”のシーンが。 左の円柱はＯＭソーラーのダクトに柿渋を塗装したもの。 六寸角の檜大黒柱が住まいの中心に
一階和室の床の間に見えるスリットは、ＯＭソーラーの吹き出し口。 完成後も住まい手により、家族の”色”が加えられていく。 季節と時の変化を感じる住まい。

　
佐野江利子ブログ「伏尾便り」　
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