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[ すまいの表情 ] |
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昔ながらの住宅が数多く残る静かな住宅街の一角。外観は、住む人のプライバシーを守りながらも、くらしの表情がさりげなく伺えるようなやわらかな表情や、年を経るほど味わいを増す上質な素材感を大切にしています。
建物のまわりの空間は、敷地に昔からあった石や樹木を中心に、季節によって表情を変える落葉樹やハーブを取り混ぜながら、新たな小さな自然の生態系を生み出しました。
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[ 玄関ホール ] |
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扉を開けると、細長い土間。道路からの光をいっぱいに取り込み、格子戸を通して奥の部屋へ届けます。正面は玄関収納の扉。柿渋染めの和紙は日光の作用で少しずつ色を増してゆきます。
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[可変性を楽しむもてなしの空間 ] |
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1階は友人や家族の集いの場としました。ゲストルームとフリールーム、玄関ホールを連続させて、格子戸と襖によって空間の可変性を楽しみます。
準耐火建築物でありながら、燃え代設計により、構造体である柱、梁を現わすことができました。
木部には松墨の油を塗り込むことでしっとりとしたツヤが生まれ、壁のしっくいとのコントラストを際立たせています。
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左上:フリールームから玄関を見る
左中:ゲストルームからフリールーム、玄関を見る
左下:ゲストルーム
右上:フリールームから格子戸を通して玄関を見る。
右下:玄関から格子戸を通してフリールーム、和室を見る
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[ 光が降り注ぐLDK ] |
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2階は、ダイニングの吹抜けを中心とした、光と風、気配と言葉が通い合う伸びやかな空間。窓から差し込む光が、時間によって表情を変えていきます。家族のくつろぎの時間を過ごす空間は、土佐漆喰の壁に南部栗のフローリングで、温もりのある空気感を大切にしました。キッチンはオールステンレスで実用性と機能的な美しさを追求しました。
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[ 読む空間 ] |
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階段ホールの踊り場には夫婦それぞれの書斎を設けました。階段空間は単なる移動の場ではなく、読むための機能と意味を持った空間です。ダイニングの一角には家族が共同で使う書斎を設けています。
左:中2階の書斎/中:中3階の書斎/右:ダイニング横の書斎
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[ 月を見る ] |
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3階からさらに階段を登りきった先には、遠く街並みを越えて見渡せる月見台を設けました。多忙な日常の中で、月を見るためにだけに階段を昇ります。
左:3階より月見台へ至る階段を見る
中、右:月見台より
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[ 小さな空間だからこそ素材にこだわる ] |
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3階はプライベートなフロア。やすらぎの時間を過ごす小さな空間だからこそ、一層手触りの良さや素材の確かさにこだわりました。
洗面室と浴室の壁は水に強く抗菌性も高い能登ヒバ。独特の爽やかな香りが楽しめます。高野槇の浴槽は、入浴後毎日たんねんに拭きあげられ風があてられています。
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